日本の人手不足を解消する、ミドルシニア向けキャリアサービス
―貴社のサービスについて教えてください。
都築:「45歳からの実践型キャリアスクール」をコンセプトに、40代・50代向けのキャリアパーソナルトレーニングサービス「ライフシフトラボ」を運営しています。
転職や副業の成功、デジタルスキルの習得を目的としたプログラムをパーソナルコーチングで支援し、
経験豊富なコーチ陣による個別カウンセリングやオンライン講座を通じて、新たな生き方・働き方にチャレンジする受講者をサポートします。
―40代以降は転職やキャリアチェンジが難しくなると言われますが、
なぜ、「ライフシフトラボ」では可能なのでしょうか。
都築:年齢が上がるほどキャリアチェンジが難しくなることは事実ですが、
人材業界のビジネス構造がネックになっていることも確かです。
多くの転職エージェントは採用企業からのフィーを主な収入源とするため、
短期で内定しやすい若年層のサポートを優先する傾向にあります。
一方、当社では受講者からも受講料を受け取ることで、ミドルシニア層に特化した伴走支援が可能です。
人口の減少傾向にある日本の人手不足は、今や深刻な社会問題。
労働人口のボリュームゾーンであるミドルシニアの雇用活用は急務であり、
「ライフシフトラボ」は現代に必要なビジネスだと自負しています。
さらなる成長への一手「ここに任せれば間違いない」
―2023年の11月からOPTION Xでマーケティングの支援を開始しました。
当時の課題からお聞かせください。
都築:ベンチャーキャピタルからの資金調達に成功し、その原資の生かし方を模索していたときにOPTION Xさんからご連絡をいただきました。
当社のビジネスモデルは一般的なBtoC。
にもかかわらず、サービスのリリースから1年以上が経ってなお事業成長へのアクセルを踏み切れずにいました。
OPTION Xさんからのご連絡は、まさに渡りに船。即決でした。
―即決に至った決め手はなんでしたか。
都築:一つは、リスキリングビジネスで成功している「キャリドラ」のマーケティングを担当されていたということ。
顧客層は異なるものの非常に魅力的な実績でした。
その上で、初めてOPTION Xさんとお会いしたときに、マーケティング活動が何たるかを存分に教えていただけたことが決め手になりました。
圧倒的な実績を持つプロの意見と自信あふれる様子に、「この会社に任せれば必ず成果が出る、間違いない」と、確信しました。
続々と現れる成果。猛スピードで限界を超える
―顧客獲得へのマーケティングプランを実行した結果、どのような成果が生まれましたか。
都築:開始5カ月で全体の売り上げが7倍になり、主幹事業の「転職コース」は、売り上げが54倍という脅威の伸び率を叩きだしました。
同じく「転職コース」の顧客リストの登録者数は170%、面談予約率104%、面談実施率173%と、どれも想像以上の成果です。
僕が反省しているのは、当初の事業計画をあまりに低く描きすぎたということ。僕なりに現実的かつ理想的な目標を描いたつもりでしたが、OPTION Xさんからは「もっと高い目標が目指せます」と、提案されました。
想定よりはるかに高い目標を提示され、「もっとゆっくり着実にいきたい。急拡大にはリスクが伴う」と、抵抗も感じましたが、
反面、その「限界」を決めているのは僕自身でしかない、とも気づきました。
しかも、OPTION Xさんは夢物語として語るのでなく、実現可能な根拠をもって提案してくれている。
「例え達成できなくとも、そのストーリーに乗ってみたい。挑戦してみたい」と、飛び込んだ結果がこの成果。さすがとしか言いようがないですね。
―それらの成果は、貴社にどのような価値をもたらしましたか。
都築:僕自身は「会社は一生続くものではない」と考えていて、スタートアップ企業であればなおのこと、一年という年月には重みがあり、創業からの数年間に何を築けるかで命運が決まると思っています。
一方で、僕の計画通りに進んでいたとしたら、今の成果を手に入れるまでに3〜4倍は時間がかかっていたはず。
速く進む方法が存在するのに、あえて時間をかける「無意味さ」。
そこに気づかせてもらえたことが一番の価値かもしれません。
―都築代表がこの取り組みで得た、最もうれしい成果を教えてください。
都築:「成果は次の成果を呼んでくれる」という実感です。
マーケティング活動で収益基盤が安定し、受講者の実績も伴ってきた上に、リスキリング事業者として経済産業省からの補助金も採択された。
OPTION Xさんがもたらしてくれた売り上げのインパクトを1と表現すると、
その何倍にもレバレッジして成果に転換できています。
リソースが雪だるま式に増え、可能性が広がる喜びを体感させてもらいました。
成功の秘訣「全体重をかけて支援する」
―具体的に、どのようなマーケティングプランで集客活動に取り組みましたか。
OPTION X鈴木:大きくは二つ。
一つは、ユーザー視点での動線の最適化です。以前は、LP(ランディングページ)から説明会の予約フォームに遷移する構造でしたが、それだと受講を迷う人の多くは離脱してしまう。
LINEを使った導線を追加し、「LINE登録」でリスト化してからウェビナーで教育するよう設計を変更しました。
二つ目は前述の通り、ウェビナーの積極活用です。
開催頻度を大幅に増やし、既存のターゲットリストに効果的に働きかけることで、広告費予算を抑えながらも大幅な売り上げアップを可能にしました。
―プロジェクトが成功したポイントは、どこにあると分析しますか。
OPTION X鈴木:大前提として、ライフシフトラボ社のみなさんのことが大好きなので、サポートにも力が入ります。
今までになかった事業モデルでのパイオニアとして挑戦する姿に感銘を受け、「このサービスを全力で支援する」と、全身全霊で関わっています。
その上で最初のポイントは、「面談予約率」や「面談実施率」の改善です。
LINEでのリスト構築は好調だったものの、それらの指標に課題があることで思うような成果が出ていませんでした。
約1カ月間、毎日、導線を見直しては検証するということを徹底した結果、徐々に成果につながり始めました。
次に、ライフシフトラボ社と当社の連携力です。ライフシフトラボ社のオフィスに僕が週に2日ほどお伺いすることでコミュニケーションスピードを上げ、
最速でPDCAを回す環境を整えました。距離が近いからこそ、「今がチャンスです!」「もっと行きましょう!」と、常に前向きな言葉を発信し続けています。
最後に、「マーケティング支援」の枠を超えたサポート体制です。広告予算が限られているならば、「どうすれば広告を使わずに売り上げを上げられるか」。
営業担当者が不足しているならば、「どうすれば営業担当者を増やせるか」。
新たに生まれ続ける事業課題に全方位的にコミットし、一蓮托生の意識でサポートしています。
「顧客執着」を体現。マーケティングの枠を超える
―「1カ月間、毎日導線を見直し続ける」「オフィスに週2で出社する」
「マーケティング以外の課題も支援する」。
それらのサポートをどのように受け止めましたか。
都築:鈴木さんの熱意とコミットメントの強さに驚き、「そこまでしてくれるのか」と、感動しました。
当社がオフィスを拡大したばかりで、鈴木さんの席をつくれたこともご縁ですね(笑)。
アイデアがびっしりと書き込まれた膨大なメモに囲まれる彼の姿に、その真剣さと蓄積があっての成功だと納得します。もはや、鈴木さんはチームに欠かせないメンバー。
彼がいることの安心感は絶大であり、事業パートナーとして欠かせない存在です。
―OPTION Xが、マーケティングの領域以外にも踏み込んで支援する意図を教えてください。
OPTION X鈴木:当社の仕事の本質は、クライアントのサービスを世に広め、中長期的な成長を可能にすること。
そこに1%でも影響するなら領域を問わず手を尽くします。
当社は、基本的に成果報酬で支援させていただくので、クライアントの成果が出るほどリターンも大きい。
双方にとって幸せな状態を実現するべく成果にコミットしています。
マーケティングを知り尽くし、顧客を知り尽くす
―都築代表が感じた、OPTION Xの「スゴさ」をお聞かせください。
都築:最初に実感したのは、初期のLP制作時です。
ごく短期間で当社のサービスや顧客に関して深く理解し、クオリティの高いLPをつくれるその実力。
「これはユーザーに刺さる」と、直感しました。
次に、ウェビナーです。今では一度の開催で100名以上を集客できていますが、自社で実施していた頃は、10数名程度しか集められませんでした。
考え抜かれた導線やコミュニケーション設計に、「プロがやるとここまで違うのか」と、悔しさも含めて「スゴさ」を感じています。
OPTION X鈴木:すべては、顧客理解の徹底から始まります。
「一見すると数が獲れそうな」LPは無数に存在しますが、それだと「それなりの」結果で終わってしまう。
「刺さる広告」は、顧客理解なくしてはつくれません。
当社の強みは、自社内に顧客の調査分析のナレッジが「型」として存在しており、それをベースに生の顧客情報に触れ続けること。
このプロジェクトでは、実際のオンライン面談の映像を毎日1本以上見続け、累計で500名近くの面談参加者の声を聞かせてもらいました。
顧客のこれまでの人生や悩み、理想を把握し、変化し続ける顧客層の「今」にアプローチします。
―OPTION Xのどのような点に信頼を寄せていますか。
都築:「試行錯誤して精度を高めながら、諦めずに達成する」という、OPTION Xさんの徹底したあり方です。いい意味で、マーケティングに必殺技はなく、膨大な量の仮説検証を通して地道に成功に近づくしかない、と、教えてもらいました。
圧倒的なパワーとスピードでやり切るOPTION Xさんを心から尊敬していますし、当社をけん引してくれる存在です。
―都築代表が感じる、OPTION X 鈴木の魅力を教えてください。
都築:ガッツですね(笑)。それがピラミッドの頂上にあり、その他の要素はガッツを源に生まれ落ちてきたもの。ここまで強いコミットメントを持てる人材は、そうはいません。
他のマーケティング会社からもさまざまなアプローチは受けますが、これほどのコミットメントも実績も体現できるとは思えないので、すべてお断りしています。心から信頼できるパートナーです。
成長を支えるパートナー。未来のビジョンをかなえるために
―どのような企業にOPTION Xをおすすめしますか。
都築:当社のように、BtoCのスクール系事業であれば、迷うことなくOPTION Xさん一択。
その上で、経営に関するビジョンや大義を持って拡大を目指す会社におすすめします。
足元の売り上げも必要ですが、それ以上に、未来に向けて同じ温度で伴走してくれることが最大の魅力。
間違っても「外注先」「業者」とは捉えないでほしいですね。マーケティング業界でも一線を画す会社です。
―最後に、今後のビジョンをお聞かせください。
都築:誇張なしに、「ライフシフトラボ」は日本の社会問題の解決の糸口になるポテンシャルを持ったサービスです。
人生100年時代と言われる今、人生の後半戦をどう生き抜くのか、日本の深刻な人手不足をどう解消するのか。
ミドルシニアが生き生きと働く環境をつくることは、重要な国策の一つでもあります。
そこに挑む人材業界のパイオニア的存在として、世の中の雇用の仕組みを変えていきます。