“1人で続ける限界”を突破し、2年で年商10億円へ
ーこの2年間で、定量的にどのような変化・成果が生まれましたか。
tomomi:この2年で年商は約30倍以上、10億円規模に拡大しました。受講者数は累計1万人。SNSのフォロワー数は、YouTubeとInstagramを合わせて合計約20万人の方に登録いただいています。スタッフも私一人だったのが、50名を超えました。
「年商10億」には、少なくとも3〜4年はかかるイメージだったのに、まさか2年で到達できるなんて。このスピード感は、想像以上です。

ー約2年前、どのようなタイミングでOPTION Xに依頼いただきましたか。
tomomi:5〜6年前から個人でYouTubeを始め、当初は私の経験をもとにダイエットを軸に発信していました。ですが、続けるなかで「本当に伝えたいのはそこではない」と気づき、東洋医学を活かしたコンテンツへ切り替えたんです。2年前にはYouTubeのフォロワー数が10万人を超えました。
一方で、SNSだけで集客し続けるのは限界があり、常に自分で発信し続けなければならないプレッシャーも感じていました。一人でサポートできる人数には上限があるので、年商はよくても3,000万円程度が限界。
でも、もっと多くの人に届けたい。「もっとこの考え方、サービスは広まるべきだ」という確信を形にするために、OPTION Xさんに依頼しました。
「顧客理解」を起点に、集客を“仕組み化”する
ーマーケティング・集客施策の全体像を教えてください。
久保(OPTION X):顧客とサービスをつなぐ導線を設計・運用しています。まず、既存の集客構造をブラッシュアップし、その上でSNSのフォロワー基盤を活かした広告運用を展開しました。広告作成・運用、LP(ランディングページ)の作成、集客した見込み客のLINEへの誘導、LINE内の導線設計やコンテンツの見直しなど、マーケティング領域全般を担当しています。
集客面で特に力を入れたのは、顧客理解の徹底とそれを活かすクリエイティブ。インハウスで専門の制作チームを立ち上げました。
ー自社で制作チームを立ち上げた経緯を教えてください。
久保(OPTION X):当初は外部に制作を依頼していましたが、なかなか数字が合わなくて。試行錯誤するなかで、インハウスチームの立ち上げが最適解だと判断しました。
目的は、商品・顧客理解を徹底し、的確に早くクリエイティブに落とし込むこと。私自身が個別相談の場でお客様と直接会話し、生の言葉やニュアンスを拾いながら「どんな訴求が刺さるのか」「顧客は何に反応するのか」、広告やLPのアウトプットに活かしていきました。
改善を繰り返すこと約2カ月で、訴求の精度が大きく改善したんです。女性スタッフのみで制作チームを編成したことも、ターゲットの心に響くクリエイティブを実現できた要因だと思います。

ウェビナーを「販売の場」から、提案導線の起点へ
ー最も印象的な取り組みを教えてください。
tomomi:最もインパクトを感じたのは、ウェビナーの活用です。以前は、ウェビナーで商品を販売していましたが、ウェビナー→個別相談→フロント商品→バックエンド商品、という階層構造に変更し、フロント商品も新たに開発しました。
ここでの最大の変化は、個別の丁寧なヒアリングでその方に合ったサービスをご提案できるようになったこと。ミスマッチなく、納得感をもって商品を選んでいただける構造です。
ただ、ウェビナーからの個別相談を私一人で回すには限界があるので、OPTION Xさんに個別相談を担う営業チームをつくっていただきました。
ー営業チームの新設。その目的を教えてください。
久保(OPTION X):当初、tomomiさんからの依頼はマーケティング領域に限ったものでしたが、集客構造のブラッシュアップや広告運用を進めるだけでは出せるインパクトに限界があります。そこで、目標の達成に向けて、ビジネスの構造・導線の見直しをご提案しました。
ここで提案のカギは、ウェビナーで集めた見込み客に対して、個別相談でミスマッチを減らしながら購買につなげられること。フロント商品は試しやすい価格で設定しています。
そして、その受け皿をつくるために、営業人材を当社で採用・育成し、tomomiさん専属のチームとして立ち上げました。「マーケティングの会社なのに営業支援?」と思われるかもしれませんが、クライアントに必要なら領域を決めずに徹底的にやるのが当社です。
tomomi:私は「10億円規模にする」と決意する一方で、「すべて自分一人でやらなければ」と、思い込んでもいたんです。でも、集客構造を見直し、導線を増やしていくなかで、人を採用して、会社のフェーズを上げていく段階に来ていると、自然と思えるようになりました。
一人で続けていたら、この状態に辿り着くまでに何倍もの時間がかかったはずです。

営業に“再現性”を。「任せる」ための組織づくり
ー営業チームの立ち上げに関して、サポートした内容を教えてください。
久保(OPTION X):私自身が過去に営業のマネジメントをしていた経験をベースに、ゼロから営業部隊をつくりました。
まず、営業に再現性をもたせるために、tomomiさんと私が個別相談の現場に入り、お客様の反応を見ながら営業の「型」を設計。ヒアリングから提案までのトークスクリプトをつくり、誰が対応しても一定の品質で提案できる状態にしました。
その上で、当社で人材を採用し、型やマインドを教育した上で稼働できる状態に育成。4カ月かけて体制を整え、現在は15名ほど在籍しています。
なかでも私が大切にしたのは、「お客様の悩みに寄り添い、解決策として届ける」という営業マインドと、「なぜこの会社で働くのか」という根幹の動機づけです。一人ひとりと対話を重ねながら教育体制を試行錯誤し、チームとしての基盤を整えました。
ー営業チームの立ち上げに関して、サポートした内容を教えてください。
tomomi:最初は、人に任せることに不安もありましたが、久保さんが次々に動いてくれたおかげで覚悟が決まりました。
一番のメリットは、私が稼働しなくても集客から営業、販売まで進む仕組みができたこと。一人では到底対応しきれない件数も、チームがやり切ってくれます。しかも、私の信念や価値観を理解した上で営業してくれるので、クオリティ面でも安心です。精神的に、とても楽になりました。

品質を落とさず拡大できた理由「どう届けるか、に集中できる」
ークオリティを保つための取り組みを教えてください。
久保(OPTION X):「何を届けるサービスなのか」「お客様の理想や課題に、どう役に立てるのか」、営業スタッフ全員の認識と基準をそろえることに注力しました。
たとえば、提案のための判断軸や、ミスマッチを防ぐための「売らない基準」も明確に共有しています。医療・治療の文脈での期待が強すぎる方は、前提がズレてしまうのでお受けしない、など、サービス特性とお客様のニーズをマッチさせるための基準です。
tomomi:拡大によってサービスの質が落ちては意味がないので、商品購入後のフォローアップ体制を強化するために、カスタマーサクセス(CS)チームも同時に新設しました。
現在は30名以上のCSメンバーが在籍し、受講者をマンツーマンでフォローしています。ここでも採用や報酬体系の設計を久保さんにサポートいただけたおかげで、私は採用後の理念浸透や教育に専念できています。
ーtomomiさんご自身の役割や活動は、どう変化しましたか。
tomomi:とにかく、自分の得意なこと、やりたいことに専念できるようになりました。私は、広告の数値を日々チェックして改善し続けることが得意ではなく、組織マネジメントの経験もありません。
でも、そこを分担して任せられるからこそ、私は「届けたいものをどう届けるか」「どう磨いていくか」に集中できる。一人でやらなくていい、しかもうまくいく──この環境のおかげです。
徹底的な「顧客理解」で、サービスと人をつなぐ
ーSNSで一定数のファンを抱えている方がさらなる拡大を目指す場合、何が成功のカギになりそうですか。
tomomi:一つの媒体や手法に依存せず、選択肢を増やすことが重要だと思います。それは、発信者にとってもお客様にとっても、です。私自身、SNSで発信し続けてきたからこそ、広告という手段の可能性を体感しています。
ただ、すべて一人でやるのは難しいですよね。媒体も手段も商品も「広げる設計」を持ちながら、分業できる体制づくりがカギになりそうです。
久保(OPTION X):私たちが一貫して大切にしているのは、顧客理解です。つまり、「お客様のことをめっちゃ知る」こと。サービス・顧客に対して、根っこに愛を持って本気で向き合って初めて、成果につながります。
当社にはリスキリング事業の成功事例が多く蓄積されていますが、それを機械的に当てはめるだけでは、うまくいきません。顧客の実態を深く理解した上で、できることをすべてやり切ってこそ成果につながります。
ーOPTION Xに頼んでよかったと思う、最大のポイントはどこですか。
tomomi:サービスだけでなく、私の思いや価値観も真剣に理解しようとしてくれることですね。他社にSNS支援をお願いした経験もありますが、久保さんと出会って「向き合い方が全然違う」と、実感しました。
そして今、一人では見られなかった景色を見れていることが、最大の喜びです。雑誌掲載や本の出版など、これから形になりそうなこともあり、もっと多くの方にサービスを届けられると期待が膨らみます。

顧客の思いに「本気」で寄り添い、ともに走る
ー久保さんから見て、OPTION Xはどんな会社ですか。
久保(OPTION X):「本気で変わりたい」「真剣に仕事したい」と思っている人には最高の環境です。私自身、営業職以外にチャレンジしたくてOPTION Xに入社しました。
実は、このNoLさんの案件も、難しいゲームをクリアしようと全力で挑んでいるような感覚なんです。営業チームの立ち上げ期は、広告の数字を見ながら採用面談を実施し、アポの合間にロープレを入れて……と、正直、記憶がありません(笑)。でも、間違いなくやりがいがあります。
ー今後の貴社のサービスの展望をお聞かせください。
tomomi:私たちのサービスや知識を「健康の常識にしていく」ことが目標です。今後は、手に取りやすい価格帯の商品も増やしながら、クロスセル商品の展開を強化していきます。もっと多くの方に届けるために、まだまだ走ります。
ーありがとうございました。

(取材日:2026年2月3日)